【下準備】

裁断などの下準備を説明します。

キット内に入っている型紙が印刷されている布は「水通し済」なので
すぐに使用できます。

ただ、その水通しのせいで布がしわくちゃなので
お手数ですが最初にアイロンをかけてから裁断などの作業をしてください。

アイロンをかけ終わったら、裁断をします。
切れ味の良いハサミで上記の写真のようにいちばん外側の黒い線を切っていきます。
(ここで間違うとやり直しがきかないので必ず外側の線を切切ってください)

間違いやすいのは男の子のパンツのベルト(上記画像)でしょうか。
写真のように外側を四角く切れば大丈夫です。

女の子服はこれでおしまいなのですが、
男の子服はちょっとひと手間加えます。


まず、画像の「パンツ 後ろ(左)」を用意し、

赤い矢印の線にハサミで切り込みを入れます。
色が切り替わるところまで切ってください。
(長さは5ミリくらいの切り込みになります)

↑こんな感じです。

次に後ろ見頃の左右を同じように切り込みを入れます。
赤い矢印のところをそれぞれ色の切り替わるところまで切ってください。

最後に前見頃をこれまた同じように切り込みを入れます。
左右、色の切り替わるところまで切ります。

これで裁断は終了です。



切り終わったらほつれ止め(ピケ)を塗っていきます。
はい、塗ってくださいと言われてもどうやって…って感じだと思うので
右も左もわからない状態でも大丈夫なように、今回はキット内でなんとかなる方法を説明します。

なのでこの方法ではなくても大丈夫です。
必ずこうしてください!という決まりはないので
どんな方法でも塗って乾かせればいいです。

ではほつれ止めの塗り方と乾かし方です。

ここで登場するのが「キット内の台紙」(厚紙)です。
これを置いて…

これまたキット内に入っている「きなりの布」を用意します。
これは「いらない布」です。

キット内容でいらない布とは…?と思ったと思いますが
本当にそのままで、あて布として使ってもいいし
汚しても良い布として入れております。

注意:このいらない布は元々仮縫い用(試作用)として販売されている布です。
かなり安価な布のため、もともと汚れていたり、スタンプが押してあったり、
文字が書かれていたりしています。
汚れ等があってもそういう布なので不良品ではありません。

この布を台紙の上に置きます。
これで塗るための土台が完成です(笑)

その上に裁断した布を重ならないように並べます。
全部並べるのにはギリギリのサイズなので
狭い間隔で並べてください。

並べたらほつれ止めを周囲に塗っていきます。
女の子服はただ周囲を塗っておしまいなのですが、
男の子服だけ周囲のほかに「さっき切り込みを入れた部位」にも
画像のようにそれぞれ塗ってください。

これでほつれ止め塗りも終わりです。
大体5分から10分程度で乾くと思うので
完全に乾くまで待ってください。

下手にアイロン等で乾かそうとすると
塗った部分が白くなったりするので、自然と乾くまで待ってください。
(なんでこんなことを説明するのかは察してください←)


このあといよいよ縫っていくのですが、
ひとつ準備してもらいたいものがあります。

ほつれ止めが乾いた後で大丈夫ですので
いらない布をとり、台紙を切ります。

画像のように横1.5㎝×縦8.0㎝ほどにカットします。

そしてこれまた画像のように
5ミリほどずらした状態で二つ折りします。
完成です←

パカパカ開くので気になる方はテープで巻いて固定しても大丈夫です。

これがなにか、というと
布に裁ほう上手(スティックタイプ)を塗る際に必要なものです。

必要な道具でも同じ動画を貼っておりますが
一応こちらでも貼っておきますので
使い方をご確認下さい。

いらない布の方はこんな感じでアイロン台保護のために上にのせるか、
接着剤を塗った後にするアイロンのあて布としてとか…
自由に使ってもらって大丈夫です。


以上、下準備でした。
次から縫い始めますが、その前に「縫うための基本情報」を読んでから
作り方をご覧ください。